ラピダスは、自動運転やAI=人工知能などに欠かせない先端半導体の国産化を目指して、国からの支援も受け、北海道千歳市に新工場の建設を進めていて、来年4月には試作ラインを稼働させる計画です。

19日は齋藤経済産業大臣が去年12月の就任以来、初めて、新工場の建設現場を視察し、ラピダスの小池淳義社長から、試作ラインを設置する建物の工事は全体の30%ほどが完了するなど、工事は予定どおり進んでいることの説明を受けました。

会社によりますと
▽試作ラインの建物は、来年1月ごろには工事が完了する予定で
▽半導体の材料に微細な回路を焼き付ける「EUV露光装置」と呼ばれる最先端の装置をはじめとした設備の搬入は、年内にも始めるということです。

視察を終えた齋藤大臣は「本年度は、設備の導入が開始され、民間資金の調達や顧客獲得に向けた取り組みを拡大していく必要があるなど、ラピダスにとって、非常に重要な1年になる。経済産業省としても、プロジェクトの成功に向け、引き続き全力で取り組んでいきたい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。