持ち帰り弁当の「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイが15日発表した2024年3月期の連結決算は純利益が53%増の16億円だった。食品加工事業で、ナッツなど小売店に供給する菓子製品がインバウンド(訪日外国人)向け需要を取り込んだ。原材料のコスト削減も進め、収益が改善した。

売上高は31%増の467億円、営業利益は67%増の24億円だった。部門別の営業利益ではナッツの好調などで物流・食品加工事業が3倍の6億7300万円に伸びた。飲食店向けに店舗をリースする店舗アセット&ソリューション事業も16%増の19億円と伸長。新型コロナウイルス禍の一服による人流の回復を取り込んだ決算となった。

25年3月期の連結業績予想は純利益が前期比12%増の18億円、売上高は5%増の490億円を見込む。年間配当は2円増の26円とする。

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