日東工業が15日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比59%増の87億円だった。前の期から実施した値上げの効果が出たほか、設備投資意欲の高まりから主力の配電盤や分電盤の売り上げが伸びた。売上高は10%増の1607億円、営業利益は46%増の119億円だった。

25年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比12%増の1800億円、純利益が11%増の97億円を見込む。配線用遮断器などを製造するテンパール工業(広島市)を4月末に子会社化した影響も盛り込む。

今期から配当方針を変更する。連結配当性向の目標を100%から50%とし、株主資本配当率(DOE)の下限4%を新たに設定した。年間配当は前期から102円減らして128円を予定する。

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