かんぽ生命保険と大和証券グループ本社は15日、資産運用分野で資本・業務提携すると発表した。かんぽ生命が第三者割当増資によって大和証券Gの運用子会社、大和アセットマネジメント(東京)株式の20%を7月1日までに取得する。出資額は525億円。政府が所得の増加と経済成長に向けて「資産運用立国」の実現を目指す中、両社はかんぽ生命の販売網と大和証券Gの運用力を生かして事業拡大を狙う。
両社は15日、東京都内で記者会見。大和証券Gの荻野明彦社長は、提携の狙いについて「協業によって商品、サービスの提供力を向上させたい」と説明した。かんぽ生命の谷垣邦夫社長は「収益源を多様化する」と強調し、将来的に出資比率を引き上げる可能性に言及した。日本郵政の増田寛也社長も出席し、「新たな成長の機会をつくり出せる」と述べた。
記者会見する大和証券グループ本社の荻野明彦社長(右)と日本郵政の増田寛也社長=15日午後、東京都千代田区
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