森永乳業は最大100億円の自社株買いをする

森永乳業は14日、2025年3月期の年間配当を前期比30円増の90円にすると発表した。株主還元の機会を増やすため、25年3月期から中間配当制度を導入する。同日、最大100億円の自社株買いを実施することも発表した。

自社株買いでは、発行済み株式総数(自社株を除く)の3.92%にあたる340万株を上限に取得する。取得期間は5月15日から10月31日まで。取得した全株式は消却する。資本効率の改善を狙う。

14日、25年3月期の連結純利益が前期比69%減の190億円になる見通しだと発表した。24年3月期に東京都内の工場跡地の売却で計上した特別利益の反動が出る。売上高は前期比4%増の5700億円を見通す。大貫陽一社長は「アイスなどでの付加価値商品拡大や商品スペックの見直しで数量増を計画する」と話した。

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