西日本鉄道が10日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比35%増の247億円となり、比較可能な1977年度以降で過去最高となった。2期連続で最高益を更新した。西新パレスの売却など固定資産売却益を計上したことが寄与した。

売上高にあたる営業収益は17%減の4116億円だった。国際物流事業の輸出入取扱高が減少したことに伴い、物流業が前の期比44%減の1288億円となった。新型コロナウイルス禍からの需要回復を受け、運輸業は8%増の777億円とコロナ禍前の18年度の9割弱の水準に回復した。

25年3月期は営業収益が前期比10%増の4511億円、純利益は36%減の157億円を見込む。

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