決算記者会見に臨むサンウェルズの苗代社長(9日、金沢市)

介護事業のサンウェルズは9日、2025年3月期の単独税引き利益が前期比29%増の26億円になる見通しだと発表した。パーキンソン病専門施設「PDハウス」の新規出店が進み、過去最高益を更新する見通し。好調な業績を背景に増配する。

売上高は35%増の288億円、営業利益は39%増の48億円を見込む。年間配当も24年3月期の14円から4円引き上げ18円とする見込み。

9日の決算記者会見で苗代亮達社長は「専門医の確保など、参入障壁をつくりながら事業を拡大できている」と語った。PDハウスの新設を進め、今期は全国に12カ所を開設予定だ。事業拡大へ在宅療養者向けの訪問介護サービスも6月ごろから始める見込み。

同日発表した24年3月期の単独決算は、売上高が前の期比56%増の213億円、税引き利益が2.6倍の20億円だった。

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