東京都世田谷区の駅構内で駅員らに平手打ちをしたとして、警視庁世田谷署は9日、傷害と暴行の疑いで、ケニア出身で男子マラソンのエリック・ワイナイナ元選手（50）を東京地検に書類送検した。元選手は、アトランタ五輪（1996年）で銅メダル、シドニー五輪（2000年）で銀メダルを獲得した。

◆容疑認め「謝りたい」

ワイナイナ元選手（2016年撮影）

　書類送検容疑では、3月27日午後10時ごろ、東急田園都市線駒沢大学駅の構内で、50代男性駅員と10代女性の顔を平手打ちし、駅員に軽傷を負わせたとされる。女性にけがはなかった。 　署によると、元選手は「酒に酔ってはっきり覚えていないが、事実だと思う」と容疑を認め、「被害者に謝りたい」と話している。 　元選手は電車内で女性からスマートフォンの使用を巡って注意され、トラブルになった。2人で駒沢大学駅で降車し、女性に駅事務所に行くよう促されている際、平手打ちしたという。 

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。