春の叙勲の大綬章親授式が9日、皇居・宮殿「松の間」で行われた。天皇陛下は、桐花大綬章の前最高裁長官・大谷直人さん(71)や、瑞宝大綬章の前日本銀行総裁の黒田東彦さん(79)らに勲章を手渡した。

 式後、天皇陛下は受章者を前に「長年、それぞれの務めに励まれ、国や、社会のため、また、人々のために尽くしてこられたことに深く感謝いたします」とねぎらった。外国人の受章者として、豪のジュリー・イザベル・ビショップ元外相(67)が出席しており、陛下は英語でも同趣旨の言葉を述べた後、一人一人に声をかけた。(中田絢子)

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