鳥取県湯梨浜町の観光大使を務めるキャラクター「温泉むすめ・はわい東郷浮乃(うきの)」らの缶バッジが当たるカプセルトイが、町内の2施設にお目見えした。西日本では初の設置で、県内外のファンや子ども連れらが、お目当ての温泉むすめを引き当てようと、ガチャガチャとハンドルを回している。

 温泉むすめは、東京のキャラクター制作会社エンバウンドによる全国各地の温泉地の擬人化プロジェクト。4月25日現在、127キャラが制作され、今後も増えるという。

 町内で温泉関連施設を管理運営する、ゆりはま温泉公社職員で、はわい東郷浮乃の広報担当・三宅香さん(54)が、県外で試験導入されていた温泉むすめのカプセルトイを知ったのが設置のきっかけ。「地元の活性化になるし、缶バッジは障害者の就労支援施設で製造されているので社会貢献になる」と、すぐに公社に提案すると同時に、エンバウンド社に申し込んだという。

 4月4日、町内の多目的温泉保養施設「ゆアシス東郷龍鳳閣(りゅうほうかく)」と、温泉共同浴場「ハワイゆ~たうん」に設置された。100円玉2枚を入れてハンドルを回すと、温泉むすめが描かれた直径3センチの缶バッジが入ったカプセルが出てくる。缶バッジは4月25日現在で127キャラの全種類があるという。

 三宅さんは「びっくりするほどの人気。東北や九州などからも足をのばしてくれるようになった。目当ての温泉むすめを引き当てようとお客さまたちは何回も挑戦されている」と驚いている。(高橋孝二)

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