群馬県渋川市の障害者支援施設で2022年に入所者の男性を暴行して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた元職員今井博之被告(61)は9日、前橋地裁(山下博司裁判長)の裁判員裁判初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、入所者の男性が施設のインターホンに触れただけなのに壊そうとしたと思い込み、両手で突き飛ばしたと指摘した。
弁護側は「入所者を引き離そうとした。転倒させようとして押したわけではない」と主張し、情状酌量を求めた。
起訴状によると、22年9月18日にけがを負わせ、同10月1日に負傷が原因の脳ヘルニアにより死亡させたとしている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。