水俣病被害者の発言制止問題を巡り、伊藤信太郎環境相との懇談で司会を務めた環境省特殊疾病対策室長が8日、熊本県水俣市内で開かれた被害者団体の記者会見場を訪れ「マイクを途中で切ることは大変不適切で、皆さまのお気持ちを傷つけた」と直接謝罪した。伊藤氏も8日、熊本県に同日午後赴き、被害者側に直接謝罪する意向を示している。
記者会見には、1日の伊藤氏との懇談に参加した水俣病の患者・被害者団体の代表者らが出席し、環境省の対応を改めて批判。木内哲平室長は会見終了後に現れた。
会見では「水俣病被害者の会」の中山裕二事務局長（70）が発言を遮った環境省の職員は「万死に値する」などと強調した。
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