2019年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展に端を発した大村秀章・愛知県知事の解職請求(リコール)署名偽造事件をめぐり、地方自治法違反の罪に問われたリコール運動団体事務局長の田中孝博被告(62)側が、懲役2年執行猶予4年とした一審・名古屋地裁判決を不服として名古屋高裁に控訴した。控訴は7日付。
一審判決によると、田中被告は20年10月下旬、被告の次男(31)と広告関連会社元社長(41)=いずれも有罪が確定=らと共謀し、佐賀市でアルバイトに愛知県内の有権者計71人の氏名を署名簿に書き写させて偽造した。
田中被告は朝日新聞の取材に「長期間の審理で示された判決として受け止めてはいるが、内容は納得できない」と話した。
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