JR各社は、先月26日から6日までの11日間の、新幹線と特急列車の利用状況をまとめました。

それによりますと、JRグループ全体の新幹線と特急列車の利用者数は合わせて1186万人余りで去年の同じ時期と比べて102%とわずかに増え、新型コロナの感染拡大前の2018年と比べると95%まで回復したということです。

各新幹線の利用者数は去年と比べて
▽北海道新幹線が101%
▽東北新幹線が102%
▽上越新幹線が105%
▽3月に金沢・敦賀間が延伸開業した北陸新幹線のJR東日本の区間が108%、JR西日本の区間が114%
▽東海道新幹線が102%
▽山陽新幹線が97%
▽九州新幹線が104
▽西九州新幹線が100%
となりました。

また、在来線の特急列車では、常磐線、伯備線、日豊本線などで去年より利用が増えていて、JRは、日並びの影響などで近場の観光地で過ごした人が多かったのではないかとしています。

JRの担当者は「新型コロナによる生活様式の変化や、物価高などの影響を踏まえても、利用はおおむね好調だったと捉えている」と話しています。

航空会社の国内線はほぼ横ばい

また、大型連休の期間中に国内の主な航空会社の国内線を利用した人は、およそ301万人で去年と比べてほぼ横ばいとなりました。

一方、国際線はおよそ1.23倍となり、増加しました。

国内の主な航空会社11社のまとめによりますと、大型連休の期間中の先月27日から6日までの10日間に、国内の空の便を利用した人は合わせておよそ301万人で、去年と比べてほぼ横ばいとなりました。

このうち、全日空と日本航空の国内線の利用客は合わせておよそ213万人で、こちらも去年と比べてほぼ横ばいとなりました。

一方、国際線の利用客は
▽国内の主な6社で合わせておよそ52万人で去年のおよそ1.23倍
▽全日空と日本航空の2社では合わせておよそ39万人で去年のおよそ1.13倍となり
増加しました。

国際線の利用が増えたことについて2社は、新型コロナの5類への移行後、初めての大型連休となり、海外旅行に行く人が増えたためだとみられるとしています。

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