道徳の授業で、チャットGPTの回答を眺める児童=昨年10月、茨城県

 文部科学省は20日、生成人工知能(AI)の小中高校向け指針の改定案を有識者会議に示した。小学生による直接的な利用は「発達の段階などを踏まえたより慎重な見極めが必要」とする一方、教職員が授業準備などの校務で活用するのは働き方改革につながるとして「有用」とした。授業での実践例を複数盛り込み、学校現場での使いやすさを重視した。

 改定案は、学校現場での生成AIの利用を「一律に禁止したり義務付けたりするものではない」と強調。「チャットGPT」などの文章生成AIのほか、画像や音声などが生成される技術について詳しく盛り込み、教職員と児童生徒に分けて利用例や注意点を記した。

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