京都府八幡市の禅寺・円福寺で18日、托鉢(たくはつ)で集めたダイコンを、境内のイチョウの枝につるす作業が行われた。今年は約700本のダイコンが集められ、修行僧らがロープやはしごを使って、威勢の良いかけ声とともに束ねたダイコンを枝に掛けていった。約1カ月間天日干しした後、たくあんにされ、修行僧の毎日の食事や、春と秋の万人講の精進料理として、参拝者に振る舞われる。

 例年、1千本ほど集まると言うが、今年は托鉢先の農家が「夏の猛暑で不作だった」と、少なめ。円福寺は「不作の中、たくさんいただいていて感謝しています」と話していた。

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