申し入れ書提出後、京都府の西脇隆俊知事(左)と話す京都仏教会の宮城泰年常務理事=19日午後、府庁
北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪延伸を巡り、京都仏教会は19日、京都府を経る現行の小浜ルートについて「最悪のルートで、見直しが是が非でも必要」と求めた申し入れ書を西脇隆俊府知事に提出した。 申し入れ書は、最も大きな問題は工事による地下水の水位低下や汚染と指摘。酒造りや京料理などにも影響が出ると訴えた。国宝や重要文化財への影響も危惧されるとした。計画は、自然を敬い共存すべきとする仏教の教えからもかけ離れた「千年の愚行」と強調した。 京都仏教会の宮城泰年常務理事は「一石を投じ、先の時代に役に立たなければいけないという思い」と主張。西脇知事は「真摯に対応していく」と応じた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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