カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で収賄などの罪に問われ、最高裁で上告が棄却された元衆院議員秋元司被告(53)は19日、都内で記者会見を開き、「東京地検特捜部が事件として仕立て上げたことに到底納得できない」と述べた。同席した弁護人は、近く上告棄却への異議申し立てをすると明らかにした。

 一、二審判決は懲役4年、追徴金約758万円とした。保釈中だが、確定すれば収監される。

 秋元被告は会見で「無実の罪を着せられた。日本の司法制度を是正しないと、この国から冤罪はなくならない」と涙声で語り、「体は拘束されたとしても、魂までは持っていかせない」と怒りをにじませた。

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