宮内庁は12日、4月に開始したインスタグラムの公式アカウントの運用状況を明らかにした。開始半年となる9月30日までの6カ月間でフォロワーは180万を超え、投稿の閲覧回数は2億回以上に達した。担当する同庁の藤原麻衣子広報室長は「非常に効果的に機能している」と述べた。
同アカウントは天皇、皇后両陛下の動静や皇居内の自然などについて発信してきた。インスタの利用者に多い若い世代への発信力を高める狙いで、同庁は数あるSNSからインスタを選んだ。
今回の分析では、同アカウントのフォロワーのうち、13歳から34歳までは全体の17.3%となる約30万にとどまった。45~54歳が28%で最も多く、55~64歳が26.7%と続いた。藤原氏は「より一層若年層に情報を届けていく余地はある」との認識を示した。「外部有識者の知見を得ながら、さらに検討していきたい」とも話した。
天皇ご一家の私的な動静を扱った投稿への反応が多い傾向がみられた。9月30日までで最も「いいね!」が多かったのは、御料牧場を訪れられた両陛下の写真を紹介した6月の投稿だった。
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