勝田州彦容疑者(45)は、2006年に兵庫県たつの市で小学4年だった女の子を刃物で刺して大けがをさせたとして、先月、殺人未遂の疑いで逮捕され、その後、2007年にも加古川市で小学2年だった女の子を刃物で刺して殺害したとして、殺人の疑いで再逮捕されました。

警察は2004年に岡山県津山市で別の女の子を殺害した事件で刑務所に服役していた容疑者からことし5月以降、任意で事情を聴いたところ、その時点では2つの事件への関与を認めたということですが、このうち加古川市の事件については逮捕後の調べに対し、黙秘しているということです。

神戸地方検察庁は、この2つの事件で、容疑者の刑事責任能力を調べるため、11日から「鑑定留置」を始めました。

来年3月14日までのおよそ3か月間の予定で、検察は専門家による精神鑑定などの結果を踏まえて起訴するかどうか判断するものとみられます。

容疑者の鑑定留置は岡山県津山市の事件で2018年に逮捕された際にも行われ、このときは刑事責任を問えると判断されて殺人などの罪で起訴された後、無期懲役の判決が確定しています。

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