海上保安庁は10日、医療従事者を航空機やヘリコプターに同乗させ、洋上の船から急病人や負傷者を搬送する訓練を羽田航空基地(東京)で行った。騒音の中でも会話できるヘッドセットを装着した看護師らが、患者の機内収容や処置の手順を確認した。
船などで緊急治療が必要な事態が起きた際、海保が医療従事者を派遣する「洋上救急」の訓練。第3管区海上保安本部(横浜)によると、制度ができた1985年以降、出動は1005件で1038人を救助した。
日本水難救済会の遠山純司理事長は「海で命を懸けて頑張っている人たちのライフラインだ」と強調した。
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