警察によりますと、ことし7月、大阪府に住む70代の女性が、SNSで知り合った建築士を名乗る人物から「投資をすればもうかる」と金への投資を持ちかけられました。
この人物とSNSで何度もやり取りするうちに好意を抱いたという女性は、指定された口座に12回にわたって合わせて1億1000万円余りを振り込んでだまし取られたということです。
また、兵庫県に住む70代の男性は去年12月、インターネット上で経済アナリストの森永卓郎さんが投資のアドバイスを行うとうたった広告を見つけ、アクセスしました。
するとSNSのグループに誘導されたうえで、森永さんのアシスタントを名乗る人物から「金の相場が上がっていて、今始めると利益が出る」などと金への投資を持ちかけられたということで、話を信じた男性は合わせて1億1000万円を指定された口座に振り込んでだまし取られました。
2人は、金(かね)を引き出そうとした際に手数料を要求されたり、追加の投資を持ちかけられたりしたことなどから被害に気付いたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、SNSによる投資の勧誘をきっかけにした被害が相次いでいるとして注意を呼びかけています。
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