ヘイトスピーチに全国で初めて刑事罰を科す川崎市の条例が成立から12日で5年となるのを前に、地元市民団体が7日、市内で記念集会を開いた。ノンフィクションライター安田浩一さんが講演し「差別を犯罪とする画期的な条例」と意義に触れ、在日クルド人差別が問題となっている埼玉県でも条例が必要だと訴えた。
安田さんは、埼玉県の15歳のクルド人少女が毎日インターネットをチェックし、4歳の妹が万引をしたという虚偽の投稿を見つけたり、ユーチューバーがクルド人の店に押しかけて挑発を繰り返したりといった現状を紹介。「彼らはいつも盗撮されていないか気にしている。条例や法整備が必要だ」と強調した。
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