仙台市消防局によりますと、5日午前7時半ごろ、仙台市太白区のビジネスホテルで「10人が体調不良を訴えている」と、宿泊客から消防に連絡がありました。
体調不良を訴えたのは秋田県から部活動の遠征に来ていた県立秋田南高校の男子バスケットボール部の部員やマネージャーで、腹痛や吐き気などを訴え、男女12人が仙台市内の病院に運ばれましたが、消防によりますと、いずれも会話はできる状態だということです。
5日、ホテルでは、玄関の前にテントが張られ、救急隊員などが対応にあたっていました。
秋田南高校によりますと、部員たちは5月3日から2泊3日の予定で仙台市内に滞在していて、高校では、同行していた顧問から詳しい状況を確認しているということです。
仙台市保健所は食中毒の可能性もあるとみて原因を調べています。
秋田南高教頭「全員 重篤な状態ではない」
秋田南高校によりますと、男子バスケットボール部は、3日から遠征で仙台市内を訪れていて、5日の試合はキャンセルしたということです。
取材に対し、三春智弘教頭は「同行している顧問からは全員、重篤な状態ではないと報告を受けている。原因が何かは分かっておらず、引き続き、生徒や保護者が安心できるよう情報収集に努めていきたい」と話していました。
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