東北電力は5日、再稼働した女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の設備や機器の点検を終え、原子炉を起動したと発表した。点検で異常や問題は見つからず、原子力規制委員会による最終確認を経て、26日ごろ営業運転を始める予定だ。  東北電は2011年3月の東日本大震災以降、原発が13年以上止まっていたことを踏まえ、原子炉をいったん止めて安全確認する「中間停止」を11月24日から実施していた。設備の点検や清掃などを終え、5日午前6時、核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く作業を始め、原子炉を起動した。  2号機は出力82万5千キロワットで、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。

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