線路脇の地面から引き抜かれ、近くの畑に落ちていた標識(中央)=1日、千葉県銚子市(銚子電鉄提供)

 千葉県銚子市のローカル鉄道・銚子電鉄が、線路脇の標識が地面から抜き取られたり、安全確保のための看板が動かされたりする被害に遭ったと、12日までに明らかにした。車両撮影が好きな「撮り鉄」と呼ばれるファンが関わった可能性があるとみており「運行に影響を及ぼしかねない危険行為。マナーを守って」と呼びかけている。

 銚電によると、3月31日朝、線路管理のための標識で起点からの距離を示すキロポストが1カ所でなくなっているのを、車両撮影に訪れた人が気付いた。社員らが捜し、近くの畑に落ちているのを4月1日に見つけた。立ち入り禁止を警告する看板も、本来の位置とは違う場所にあった。

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