北海道標茶町で撮影されたヒグマ=2023年6月(同町提供)
北海道は3日、2023年度に道内で捕獲されたヒグマが22年度から9割増の1804頭で、過去最多を更新したと発表した。人里に出没したり、農作物を荒らしたりする個体が増えたのが原因。 これまでで最も多かったのは21年度の1056頭で、22年度は940頭。道ヒグマ対策室の担当者は「猛暑の影響でドングリなどの餌が不足し、行動範囲が広がった」と指摘した。 ヒグマ駆除を巡っては、北海道猟友会が先月、ハンターだけが責任を負わされることを懸念して猟友会支部が自治体からの駆除要請を拒否した場合、その判断を「尊重する」との方針を決定。今後、駆除が滞る地域が出る可能性がある。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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