歩行者に反射材を配り、夕暮れ時や夜間の外出時の着用を呼びかける警視庁の警察官=1日午後、東京都渋谷区

 歩行者に交通事故への注意を促そうと、警視庁や東京バス協会は1日、東京都渋谷区内の交差点付近で反射材を配り、夕暮れ時や夜間の外出時に身に着けるよう呼びかけた。都内では12月に歩行者の交通事故死が最多となる傾向があり、同庁交通総務課の川嶋泰雄管理官は「車も人も自転車もルールを守り、事故の当事者にならないように」と話した。

 警察官らは、信号待ちなどをしている通行人に対し、横断歩道を渡る際の注意点も指導。「車が来ていないか」「止まったか」「渡っている時も車が来ないか」の三つを確認するよう求めた。

 都内の交通事故死者は11月28日時点で130人。うち歩行者が54人を占めている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。