2日から入居が始まるのは珠洲市大谷町の大谷小中学校のグラウンドに建設された72戸の仮設住宅です。
珠洲市は11月30日から入居の説明会を開いていて、1日の午前中はおよそ20人が参加しました。
説明会では市の担当者などが入居の際の注意事項を説明したり、水道の契約手続きなどが行われたりしたあと、それぞれの住宅の鍵が渡されました。
この仮設住宅は当初はことし9月末の完成を予定していましたが、完成直前の豪雨災害で浄化水槽などが被害を受けたため、完成がおよそ2か月遅れました。
地震で自宅が被害を受け大谷町を離れていたという登谷紀雄さん(80)は、「ようやく地元に帰ってくることができました。これまで出来なかった墓参りや友人との交流ができればと思います」と話していました。
また、夫婦で入居するという増井誠二さん(88)は「自宅は地震で大きく壊れたため風が入って寒く、水道が使えません。仮設住宅に入居できてうれしいです」と話していました。
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