東北大の広報キャラクターのグッズ「もちもち研一ぬいぐるみ」を持つ東北大の学生=27日、仙台市

 「研一かわいいから東北大行きたい」「彼氏より研一ぬいぐるみほしい」。東北大の広報キャラクター「研一」が学内外で人気を集め、交流サイト(SNS)が盛り上がっている。ぬいぐるみは売り出すたびに即日完売。学祭などのイベントに着ぐるみが登場すると次々と写真撮影を求められ、すっかり大学の顔だ。  研一は、仙台市を象徴する植物ハギが頭から生えた緑色の妖精。2022年に大学が創立115周年記念で広報キャラを公募。35案ほどから当時の医学部生の作品が選ばれた。東北大の理念である「研究第一」が名前の由来だという。  7月と11月にグッズ「もちもち研一ぬいぐるみ」が発売されると、購買部には開店前から列ができて計1500個が飛ぶように売れた。法学研究科1年の高橋璃子さん(23)は「フォルムと無機質な顔がかわいい」と笑顔で話した。  27日には3倍サイズの「もっちもち研一BIGぬいぐるみ」の販売が発表された。  東北大は8日、国が10兆円規模の基金を活用して財政支援する「国際卓越研究大学」の第1号に認定された。

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