三笠宮妃百合子さまの本葬「斂葬(れんそう)の儀」が26日、豊島岡墓地(東京・文京)で営まれた。告別式にあたる「葬場の儀」が午前に行われ、同日夕に同墓地内の墓所で、遺骨を墓に納め埋葬する「墓所の儀」が執り行われた。
葬場の儀は午前10時ごろに始まった。慣例に従って参列されなかった天皇、皇后両陛下や上皇ご夫妻の使者が最初に拝礼。喪主で百合子さまの孫、彬子さまをはじめとする皇族方、三権の長らが続いた。彬子さまは儀式中、ハンカチで目頭を押さえられる場面もあった。
その後、百合子さまのご遺体は落合斎場(東京・新宿)で火葬された。
午後4時半ごろに開始された墓所の儀で、百合子さまの遺骨は2016年に死去した夫の三笠宮さまの墓に納められた。
喪主の彬子さまが拝礼した後、墓の前でお別れの言葉となる「斂葬詞」を読み上げられた。
続いて秋篠宮ご夫妻や天皇家の長女、愛子さまらが拝礼され、斂葬の儀が終了した。
宮内庁によると、百合子さまが日常生活で使われた洋服や食器、筆記用具などが副葬されたという。
この日は一般市民による拝礼も2回行われ、同庁によると、903人が訪れた。29日には百合子さまの墓所前での一般参拝を受け付ける。
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