北海道猟友会は25日、人里に出没したヒグマの駆除について、ハンターだけが責任を負わされることを懸念して猟友会の支部が自治体からの駆除要請を拒否した場合、その判断を「尊重する」方針を幹部会合で決めた。今後、道内71支部に文書で通知する。駆除が滞る地域が出る可能性がある。

 砂川市の要請でヒグマを駆除した猟友会砂川支部の男性が、発砲の危険性を指摘されて猟銃の所持許可を取り消されたのを「妥当」とした10月の札幌高裁判決を受け、ハンターの間で懸念が拡大。道猟友会としての対応を求める声が上がっていた。

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