埼玉県行田市の農場では24日、食用のアヒルが複数死んでいるのが確認され、県が25日朝までに遺伝子検査を進めた結果、高病原性の疑いがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

埼玉県内での鳥インフルエンザの発生が確認されたのは今シーズン初めてです。

これを受けて、県はけさまでに農場で飼育されているおよそ2500羽のすべてのアヒルの殺処分を行いました。

また、この農場から
▽半径3キロ以内を鳥や卵の移動を制限する「移動制限区域」に
▽3キロから10キロ以内を区域外への出荷などを制限する「搬出制限区域」に指定しました。

埼玉県の大野知事は記者団に対し「全国的に早いペースで発生しており、警戒レベルを高め、ウイルスを封じ込めるために迅速かつ確実に対応したい。肉や卵を食べることによって人に感染することはないと考えられており、処分されたアヒルの肉が市場に出回ることはないので安心してほしい」と述べました。

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