今月23日、愛知県と岐阜県の公道などを使って開かれていたWRCの競技のうち、岐阜県恵那市のコースで、選手がスタートしようとした際に無許可の車両が進入し、一時競技が中断しました。

けが人などはいませんでしたが、大会の実行委員会によりますと、進入した車両の運転手は、係員が競技のため交通規制をしていると伝えたものの、車を急発進させてコース内に進入したということです。

これを受け調査を進めていたWRCの審査委員会は、コースの安全を確保するため道路を物理的に塞ぐなどの対応がされていなかったなどとして、大会の主催者に対して15万ユーロ、日本円でおよそ2400万円の罰金を科すと発表しました。

また、審査委員会は、現場の係員が車両の進入をすぐに競技責任者に伝えていなかったと指摘したうえで、国際自動車連盟などと協力して係員のトレーニングを実施するなどした場合は罰金の総額を5万ユーロ、日本円でおよそ800万円に減額するとしています。

一方で、大会の実行委員会は、無許可の車両によって競技が中断させられたとして地元の警察署に被害届を提出する方針です。

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