大田区によりますと「1歳6か月」や「3歳」、それに小学校の入学を控えた子どもについては自治体による健診が義務づけられていますが、「5歳」は任意となっていて、実施する自治体は一部にとどまっています。

大田区では、「5歳児健診」を導入することで発達障害の可能性のある子どもを早期に見つけ、支援につなげることが期待できるとして、10月から区内の6つの保育園で試験的に始めました。

具体的には、保育園の定期健診で発達障害に関する項目を追加して保護者へのアンケートや医師の問診で子どもの発達状況を確認し、発達に遅れがみられる場合には専門医による検査や保護者の相談などに応じていくということです。

区では今後、段階的に対象を拡大し、再来年度には区内のすべての未就学児を対象に「5歳児健診」を実施する方針です。

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