野村証券岡山支店の元社員、建部昌弘被告(53)は、かつての同僚と共謀し、おととし4月までのおよそ半年間に、投資運用の実績が赤字であるにもかかわらず黒字を装うなどして、支店時代の顧客など7人からあわせて9700万円余りをだまし取ったとして詐欺や出資法違反などの罪に問われました。
被告は詐欺の罪について無罪を主張しましたが、1審の岡山地方裁判所はことし6月「投資運用の実績が黒字であるかのように信じ込ませた」として懲役3年6か月を言い渡し被告が控訴していました。
20日の2審の判決で、広島高等裁判所岡山支部の柴田厚司裁判長は「詐欺の故意を認定した1審判決は正当だ」として、1審に続いて懲役3年6か月の実刑を言い渡しました。
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