さいたま市の私立埼玉栄高校のグラウンドで車が横転し、男子生徒(17)が死亡した事故で、同校は19日、記者会見を開き、車の鍵を日常的に車内に置いておくなど管理の不備があったと認めた。運営する学校法人佐藤栄学園の田中淳子理事長は「亡くなった生徒やご遺族の方におわび申し上げます」と謝罪した。

会見で謝罪する学校法人佐藤栄学園の田中淳子理事長(左から2人目)ら=さいたま市大宮区で

 学校側によると、事故を起こした車は同校のサッカー部がグラウンド整備用に保有。車は普段から無施錠で、鍵は助手席前の収納ボックスに入れて保管していた。事故当日はサッカー部のコーチが車を使った後、運転席前のダッシュボードの小物入れに鍵を入れていた。  こうした鍵の管理状況は2023年春ごろから続いていたという。林昭雄教頭は「サッカー部はコーチが複数おり、車の鍵の受け渡しが難しく、このような運用になった」と説明。今後、鍵は顧問が携帯し、生徒に触れさせないようにするなど再発防止策を取るとした。  事故は16日午後11時半ごろ発生。車がグラウンド脇ののり面に乗り上げ、横転した。捜査関係者によると車には亡くなった生徒も含め4人が乗っていたとみられる。県警は自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)などの疑いがあるとみて、詳しい状況を調べている。(足立優作)

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