国立新美術館は18日、来年3月に開幕する展覧会の開催費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募ると発表した。1月末までに1千万円を集めたいという。同館がCFで開催費用を調達するのは初めて。
得られた資金は、建築に関する「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展で、見どころとなる、ドイツ出身の建築家ミース・ファン・デル・ローエが設計した「ロー・ハウス」を原寸大で実現する模型展示の制作費用に活用。資金が集まれば、建物の内装を、より充実させることができるという。
模型は無料で鑑賞できるエリアに設置する予定。
同展は国からの運営費交付金のほか、公的な助成金や民間企業の協賛金などの支援を受けているが、さらに資金が必要になった。
逢坂恵理子館長は「自主企画の展覧会が増えていて、資金不足という課題がある。皆さんの支援を賜りたい」と話した。〔共同〕
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