客が理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント」(カスハラ)の防止に向け、北海道議会の超党派でつくる検討会が18日、冨原亮議長に条例案を提出した。近く開会予定の定例道議会に議員提案して可決され、来年4月に施行される見通し。  条例案は基本理念やカスハラの定義に加え、従業員を保護する事業者の責務を明記した。道に対しては、適切な対応方法などをまとめた指針の作成や相談窓口の整備を求めた。条例違反の罰則規定は設けない。  東京都が10月にカスハラ条例を制定して以降、同様の動きが全国に広がっている。

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