防衛省が導入を決めたのは、アメリカの防衛企業が製造する大型無人機の「シーガーディアン」です。
全長はおよそ11メートルで、地上から操縦を行い、最大で24時間飛行を続けられ、海上自衛隊が青森県の八戸航空基地を拠点に、ことし秋にかけて試験的に運用していました。
その結果、有人の哨戒機で行っている警戒監視などの任務を無人機で代替できることが確かめられたとしています。
防衛省は、機種を選定するため、各企業から提案を募ったところ、先月までに「シーガーディアン」しか応募がなかったということで、改めて性能の評価を行ったうえで、正式に導入することを15日、決定しました。
1機当たりの値段は付属品などを合わせておよそ120億円で、2028年度に最初の1機が納入され、2032年度をめどに23機を調達する計画です。
配備先は未定だとしています。
自衛隊をめぐっては、昨年度の自衛官の採用者数が計画の50%余りにとどまるなど、人手不足が深刻化していて、防衛省は無人機の導入を進めていくとしています。
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