相模原市東部の河川や地下水などが発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)で汚染されている問題で、同市中央区の化学・事務用品大手「スリーエム(3M)ジャパン」グループの工場敷地内にある雨水調整池にたまった汚染水が、土壌に浸透していたことが分かった。調整池からは国の暫定指針値を超えるPFASが検出されており、識者は「土壌への浸透を通じて地下水が汚染された可能性がある」と指摘する。

◆調整池から国の暫定指針値の5倍に相当する濃度を検出

汚染水がたまる調整池がある3Mジャパン相模原事業所=5月撮影

 問題を調べている市民団体「相模川さがみ地域協議会」によると、14日の協議で3Mジャパンが土壌への浸透を認めた。調整池周辺の土壌の調査や浸透防止策を検討するという。  3Mジャパンの広報担当者は東京新聞の取材に「行政の要求に基づき、洪水を防ぐために土壌に浸透するようになっている。市内の地下水汚染との関連は分からない」とコメントした。協議会の岡田一慶代表は「3Mは住民説明会を開いて現状や対策を話してほしい」と話した。  本紙が情報公開請求で入手した...

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