首都直下地震やテロなどの非常事態を想定した訓練が1日、東京都国立市であった。警視庁の立川署員や機動隊員ら約50人が参加し、救助活動の手順などを確認した。

 災害訓練では、震度6強の地震で5階建てアパートのエントランスが崩壊したと想定。災害救助に特化し、能登半島地震にも派遣された専門部隊「特殊救助隊」の隊員らがはしごやロープを使ってベランダから室内に入り、負傷者を救助した。

 テロ訓練では、部屋の一室に設置された爆発物を、爆発物処理班が遠隔ロボットを操作して処理した。本田英昭・立川署長は「有事にも迅速かつ的確な対応ができるようにしたい」と話した。(吉村駿)

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