横田めぐみさんは中学1年生だった47年前の1977年11月15日、新潟市の学校から帰る途中、北朝鮮に拉致され、10月には60歳の誕生日を迎えました。
母親の早紀江さんが12日に記者会見し「47年という信じられないような年月です。いまは、もう何か希望につながることが起きたらいいなということだけです」と述べました。
そのうえで「言いようのないいらだちと、本当にこんなに長い間、救出できず、政治って何なのだろうという思いです。生命を救うことを第一に掲げて、今の石破総理大臣の代で取り組んでいただきたい」と述べ、すべての拉致被害者の一刻も早い救出を求めました。
いまも安否が分からない拉致被害者は、政府が認定しているだけでも12人にのぼっていますが、健在な親は88歳の早紀江さんと有本恵子さんの父親で96歳の明弘さんの2人だけとなっています。
早紀江さんは、最後に「どこのお父さんやお母さんでも、わが子であれば、これは大変だと絶対思われると思います。もし自分の家族が煙のように消えてしまって、40年以上も放っておかれるということが、ご自身に起きたとき、どう思われるか。お互いの国が話し合って、きちんと決着しなくてはいけないと、いつも思っています」と話しました。
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