日本百名山の一つで、標高2486メートルの男体山は、冷え込みが厳しくなるこの時期に登山口を閉める「閉山祭」が行われます。

11日は登山口がある二荒山神社中宮祠に神職や地元の人などおよそ50人が集まり、まず神楽殿で神事を行いました。

そして登山口となっている門に移り、用意された祭壇に玉ぐしをささげて今シーズン中、大きな事故がなかったことに感謝を示したあと、神職が門を閉めて、かんぬきをかけました。

神社によりますと、今シーズンの登山者数は去年と同じおよそ3万6000人だったということです。

閉山に合わせて登山に来たという宇都宮市の男性は「登っている間に天気がよくなり中禅寺湖がよく見えてよかった。来年の開山に合わせてまた来ます」と話していました。

二荒山神社の中麿照美宮司は「登山口はきょうで閉まるがまだ紅葉も見られるし冬の奥日光もすばらしいので、多くの人に訪れてもらいたい」と話していました。

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