四国電力送配電によると9日夜、香川、愛媛、徳島、高知4県で大規模な停電が発生した。午後8時20分ごろに最大の計約36万5300戸に上ったが、約1時間半後にはほぼ全戸で復旧した。
原因については、同日午後2時20分ごろ、四国と本州を結ぶ送電線でトラブルが発生。対応する作業中、四国への電気の供給が不足して需給バランスが不安定になり、送電が自動的に停止されたという。
午後8時20分段階の停電の内訳は香川6万2500戸、愛媛11万1900戸、徳島11万1400戸、高知7万9500戸だった。同社は今後も詳しい原因を調べるとし、公式X(旧ツイッター)で「ご迷惑、ご不便をおかけしますことをおわび申し上げます」とのコメントを出した。
JR四国によると、停電で照明が消えた駅が複数あったが順次復旧し、列車の運行に影響はなかった。
西日本高速道路の管制センターによると、四国の高速道路の一部区間で電灯が消えるなどした。料金所の自動料金収受システム(ETC)は予備の発電機を備えており、トラブルはなかったという。〔共同〕
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