これは10日、県庁で開かれた対策本部会議で報告されました。

それによりますと、9日午後、石巻市にある養鶏場から2日間で200羽あまりのニワトリが死んだと、県の家畜保健衛生所に連絡がありました。

県が遺伝子検査を行った結果、高病原性が疑われる鳥インフルエンザが検出され、国の専門機関が行った検査で確認されました。

これを受けて県は午前11時からこの養鶏場で飼育されているおよそ17万2000羽の処分を始めました。

処分は今月13日にかけて行われる予定で、平成28年度のおよそ22万羽に次いで過去2番目に多いということです。

県は感染防止対策として、現場から10キロ圏内にある5か所の農場で飼育されているニワトリの搬出を禁止し、養鶏場周辺の3か所に消毒ポイントを設けました。

村井知事は「早く処分をするのが大切で全力を尽くしたい。野鳥の飛来に伴い、鳥インフルエンザの発生確率は高くなってしまう。農家には改めて防疫の大切さを伝えたい」と話していました。

東北地方の養鶏場で、今シーズン、鳥インフルエンザの発生が確認されたのは初めてです。

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