「闇バイト」に申し込んでしまった方へ

警察相談ダイヤル#9110又はお近くの警察署までご相談ください。また、都道府県警察本部では少年相談窓口を開設しています。

警察庁HPに掲載されている警察相談ダイヤル一覧

※NHKサイトを離れます

警察が本人や家族を保護したケース 全国で46件

首都圏で相次ぐ一連の強盗事件では闇バイトに応募し実行役だったなどとして逮捕された複数の容疑者が「指示役に個人情報を知られ、脅されていた」という趣旨の供述をしています。

警察庁は闇バイトに応募したあと、犯罪に加担する前に思いとどまらせるため、動画を公開して呼びかけるとともに、全国の警察に対し、相談を受けた場合には一時的に本人や家族を避難させたり、関係先のパトロールを強化したりするなどの対応を取るよう指示しています。

警察庁によりますとこうした取り組みを強化して以降、闇バイトに応募した人などから相談が寄せられ、警察が本人や家族を保護したケースが7日までの3週間に、全国で46件にのぼったということです。

10代と20代からの相談が半分以上を占めている一方、30代以上からの相談もあり、年代を問わず、闇バイトが広がっているとみられるということです。

このうち、10代の女性は特殊詐欺に加担するよう指示され断ったところ、指示役から電話で脅されたほか、親族の携帯電話にも指示役から着信があったため、警察に相談したということです。

また、旧ツイッターの「X」で見つけた「高額収入」の投稿に応募した40代の男性は、氏名や住所、運転免許証の写真などを送ったあと、犯罪だとわかり、指示を断ったところ、留守番電話に「自宅に行く。逃がさないからな」などとメッセージが残されていたということです。

その一方で、警察署に相談に来たため秘匿性の高い通信アプリを削除させたうえで、保護を提案したものの本人が断り、別の闇バイトに応募してその後、逮捕されたケースもあったということです。

全国の警察は引き続き、脅されている人からの相談に応じ、保護することにしていて絶対に犯罪に加担しないよう、呼びかけています。

警察幹部「勇気を持って今すぐ引き返して」

先月18日、警察の防犯対策部門幹部が動画に出演し、「警察は相談を受けたあなたやあなたの家族を確実に保護します。安心して、そして勇気を持って今すぐ引き返してください」などと訴えました。

警察庁は全国の警察に対し、相談を受けた場合には、一時的に本人や家族を避難させたり、関係先のパトロールを強化したりするなど、適切な対応を取るよう指示しています。

また、一連の強盗事件の捜査で明らかになった闇バイト募集の具体的な手口を旧ツイッターの「X」で公開し、「楽で簡単、高収入」を強調するような求人には応募しないよう、呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。