相模原市では、教員の働き方改革を進めようと、市内の小中学校で働く20代から30代の若手教員合わせて36人がプロジェクトチームをつくり、ことし5月から具体案の検討を進めてきました。
このほど、提言書がまとまり、8日、相模原市役所で、チームの代表者が教育長に手渡しました。
提言には、学校現場で常態化している長時間労働の解消につながる改善策として、授業や事務作業を支援する「スクールサポートスタッフ」を増員することや1人の教員が担当する授業のコマ数に上限を設けることなどが盛り込まれました。
さらに市の財源を使って教員の定員数を増やすことや、給与など処遇面の改善策なども提言されました。
相模原市の鈴木英之教育長は「できることはすぐにやって、子どもの成長に向けて理想の学校現場になるよう取り組んでいきたい」と話していました。
チームの20代の女性教員は「とにかく人が足りなくてやりたいことがあってもできない現状を知ってもらいたかった。働く教員みんなが笑顔で仕事ができる環境になればうれしい」と話していました。
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