甲府市の樋口雄一市長は8日の定例記者会見で、市役所で2020年1月に自殺した職員向山敦治さん=当時(42)=を巡る訴訟で、市に約5800万円の賠償を命じた10月22日の甲府地裁判決について控訴を断念したと明らかにした。控訴費用を盛り込んだ議案を市議会が反対多数で否決したことを理由に挙げた。
判決は向山さんの死と市の対応の因果関係を認定した。遺族側は控訴していなかった。
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