無職の勝田州彦容疑者(45)は、18年前の2006年、たつの市で小学4年だった女の子の胸や腹部を刃物で刺して大けがをさせたとして、7日、殺人未遂の疑いで逮捕されました。

容疑者は2004年に岡山県津山市で小学3年の女の子を刃物で刺して殺害し、去年、無期懲役が確定して刑務所に服役していました。

警察はことし5月以降、刑務所に捜査員を派遣して容疑者から任意で事情を聴いていましたが、この中で今回の事件について、女の子の傷の位置や数などを具体的に説明し、実際の状況とほぼ一致していたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は関与を認めたことに加え、説明の内容が容疑者しか知りえない「秘密の暴露」にあたると判断し、逮捕に踏み切ったということです。

逮捕後の調べに対し、「女の子を刃物で刺したことは間違いない」とする一方、殺意については否認しているということです。

また捜査関係者によりますと、容疑者は17年前の2007年に兵庫県加古川市で小学2年だった女の子が刃物で刺されて殺害された事件についても関与を認めているということで、警察は今後、2つの事件の詳しいいきさつを調べることにしています。

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